エレキギター初心者必見!ギターアンプの使い方

アンプ
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ギターアンプにはたくさんのツマミやスイッチがあり、エレキギター初心者にはわかりにくいものです。初めてギターアンプを買った時やスタジオでの練習時、慣れないライブハウスでのライブの時など、様々な場面で初めて使用するアンプに出くわすこともあります。

このような時、初心者の人は確実に戸惑ってしまいますし、ギター歴が長い人でもきちんと教わったことはなく、毎回なんとなくアンプを使っているという人も多いと思います。また、真空管アンプとなると高価な上に繊細なので、正しい使い方で丁寧に扱わなくては故障の原因にもなってしまいます。

この記事ではギターアンプの基本的な使い方について学んでいきましょう!

ギターアンプの使い方の手順

①アンプの「POWER」「STANDBY」がオフ、他のつまみがゼロになっていることを確認する

電源オンになってるままコンセントを挿したり、アンプのボリュームが大きい設定でいきなり電源をオンにすると故障の原因なります。スタックアンプの場合はキャビネットが接続されているかどうかも確認しておいてください(Ωが合っているかも確認してください)。

②ギターアンプをコンセントにつなぐ

自宅練習用小型アンプの場合は電池駆動が可能なものもあります。

③ギターをアンプにつなぐ

ギターのボリュームを0にして、シールドケーブルの片側をギターに、もう片側をアンプのINPUTに挿します。トランジスタアンプでは「HIGH」と「LOW」の2種類のINPUTがある場合があります。その場合、基本的には直接アンプに楽器をつなぐ場合はHIGH、エフェクターを介した場合や電池を使ったアクティブプリアンプ内蔵ギターなどの場合はLOWに挿します。

④アンプの電源を入れる

アンプの電源を入れます。電源が入るとランプが点灯するアンプが多いです。真空管アンプの場合、電源が「POWER」と「STANDBY」の2つに分かれているアンプもあります。これはPOWERをオンにして真空管を暖めてから、「STANDBY」をオンにして通電させるためです。必ず「POWER」をオンにしてから2~3分待って真空管を暖めてか「STANDBY」をオンにしてください。真空管が暖まらないと稼働せず、無理に使ってしまうと真空管を傷めてしまう可能性もあります。

⑤歪みと音量の調整をする

ここからいよいよアンプから音を出していきます。まずアンプのツマミを触る前に、ギター本体の「VOLUME」を最大まで上げます。それからアンプの「VOLUME」「GAIN」「Master」を上げていきます。「GAIN」と「VOLUME」両方がついてるアンプの場合、どちらかが0だと音が出ないアンプもあります。いきなり音が大きくなったりしないように最初は両方を少しずつ上げていきましょう。ここで大体の音量と歪みの程度を決めます。

⑥音質の調整をする

アンプから音が出たら、次は音質(トーン)の調整をします。コントロールのツマミでトーンの調整をするのですが、今は全部0になっているので迫力のない弱々しい音になっています。そこでまずはフラットなトーンを作ります。「TREBLE」「MIDDLE」「BASS」などのつまみを時計の12時の位置(MAXの半分)にします。アンプの種類にもよりますが、この状態が「フルフラット」の状態であり、この状態を基準として「TREBLE」「MIDDLE」「BASS」などを調整しながら、自分の好みのサウンドに仕上げていきます。

⑦歪みと音量の再調整

この段階で再度歪みと音量の調整をします。

歪みは「歪ませすぎない」ということを意識して調整するといいでしょう。歪ませたほうが荒々しいサウンドでカッコいいのですが、歪ませすぎると音の芯が無くなり、コード感が失われたりします。

音量はバンドの場合であればドラムのような生楽器の音量に合わせて適切な音量を決めましょう。また、ボーカルが歌いやすいギターの音量になっているか気を配ることも大切です。アンプの近くと遠くでは聴こえ方が違いますので、色々な位置で音の確認をしてみましょう。

アンプのコントロールの基礎知識

アンプの使い方の手順の⑤~⑦で行う調整は、コントロールのツマミで行います。コントロールはアンプによって様々なツマミ、スイッチがあるものの、基本的な部分は似通っています。この記事では代表的なものを紹介します。

VOLUME(ボリューム)音量を調整します。
GAIN(ゲイン)歪みの程度を調整します。
TREBLE(トレブル)高音域の調整をします。
MID(ミドル)中音域の調整をします。ギターソロを弾く場合は上げます。
BASS(ベース)低音域の調整をします。ベースがいる場合は削り気味で大丈夫です。
PRESENCE(プレゼンス)最高音域の調整をします。音抜けを良くしたいときに使います。
RESONANCE(レゾナンス)最低音域の調整をします。低音をズンズン鳴らしたい時などに使います。
TONE(トーン)音の明るさを調整します。
REVERB(リバーブ)残響の程度を調整します。好みで構いません。

慣れないうちは、それぞれのツマミを回してみて、ギターの音がどんな風に変化するのかを耳で確認してみましょう。アンプを何度も使っているうちに、徐々に音の作り方のコツを耳で覚えることができます。

途中でシールドケーブルを抜いたり、休憩する時は?

長時間のスタジオ練習の場合、練習の途中でシールドを抜いたり、休憩することもあると思います。途中でシールドケーブルのジャックを抜き差しする場合には、一度全てのツマミをゼロにして、「STANDBY」もオフにしてください。

休憩する場合もハウリングやノイズ防止のため、「VOLUME」をゼロにするか「STANDBY」をオフにしてください。

アンプの電源を切る時の手順

電源を切る時は、電源を入れる手順とほぼ逆になります。

①全てのツマミをゼロにする

ツマミをゼロにせずにアンプの電源を切ると故障の原因になります。

②アンプの電源を切る

電源が「POWER」と「STANDBY」の2つに分かれているアンプの場合は、まず「STANDBY」をオフにして、2~3分経過してから「POWER」をオフにします。

④接続していたギター、シールドケーブルを引き抜く

断線防止のため、引き抜く際はシールドケーブルの根元を持って丁寧に引き抜きましょう。

まとめ

今回はギターアンプの電源の入れ方から音作り、電源の切り方までを説明しました。数多くのアンプが存在しますので、もしスタジオ練習に行って繋ぎ方や使い方が分からなければ、遠慮なくスタジオのスタッフさんに聞いてみましょう。

また、スタジオで練習を終えた後は次に使用する人のために、きちんと元通りにしておくことがマナーです。

正しいギターアンプの使い方を覚えて、練習に励みましょう!

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