「エレキギターを買ったけど、どんなアンプを選べばいいのか分からない…」そんな初心者の方は多いのではないでしょうか?
ギターアンプにはさまざまな種類があり、サイズ・音量・機能も製品ごとに大きく異なります。特に自宅で使う場合は、「音が大きすぎないか」「ヘッドホンは使えるか」「操作は簡単か」といったポイントがとても重要です。
この記事では、2025年最新版として、自宅練習に最適な初心者向けギターアンプを厳選して5機種ご紹介します。初めての1台で迷っている方は、ぜひこの記事を参考にしてください!
自宅練習で使いやすいギターアンプの条件とは?

ギター初心者が自宅で練習するには、ライブ用やスタジオ用の大きなアンプではなく、静かに使えて、扱いやすいアンプを選ぶことがポイントです。ここでは、自宅用ギターアンプを選ぶ際にチェックすべき5つの条件を紹介します。
①音量をコントロールしやすいこと
自宅ではあまり大きな音が出せないため、小さな音でもしっかり鳴ってくれるアンプが理想です。「ボリュームを少し上げただけで爆音になる…」というタイプは避けたいところ。できればマスターボリューム機能やパワーを切り替えられるアンプがおすすめです。さらに、ヘッドホン端子付きのアンプなら、夜でも気兼ねなく練習できます。
②サイズと重量がコンパクトで扱いやすいこと
初心者にとって、機材の扱いやすさも重要なポイントです。10W〜20W程度の小型ギターアンプであれば、場所を取らず、デスクや棚の上にも置けます。また、軽量モデルなら部屋の中で移動したり、片付けたりするのも簡単。「出しっぱなしにして、すぐに練習できる」環境が作りやすくなります。
③自宅練習に適した機能が搭載されていること
最近の小型アンプは、ただ音を出すだけでなく、練習が楽しくなるような機能がいろいろ付いています。
例えば
- リバーブやディレイなどの内蔵エフェクト
- AUX端子やBluetooth接続でスマホ音源と一緒に演奏
- チューナー内蔵でチューニングも手軽に
これらの機能があると、1台で完結した練習環境が作れるのでとても便利です。
④音質が良く、モチベーションを保てること
どんなに安くても、「音がこもる」「ジャリジャリしてる」と感じると、練習のモチベーションが下がってしまいます。特に初心者のうちは、気持ちよく鳴るアンプを使うことで、演奏の楽しさをしっかり感じられます。最近のエントリーモデルでも、真空管っぽい暖かい音やリアルな歪みを出せるアンプが増えています。レビューや試奏動画を参考に、できるだけ音質にもこだわりましょう。
⑤価格が手ごろでコスパが高いこと
ギターを始めたばかりの方には、1万円〜2万円台のアンプがコスパ的におすすめです。この価格帯でも、音質・機能ともに初心者に十分な性能を持ったモデルが多数あります。特にBOSSやYamaha、NUX、Positive Gridといったブランドは、低価格でも品質が高く、評価も安定しているので安心です。
音量・サイズ・機能のバランスは必ずチェックしよう

ギターアンプを選ぶとき、「音がいいからこれ」「コンパクトだからこれ」と、一つの要素だけで選んでしまいがちです。しかし、自宅練習で使うアンプは、音量・サイズ・機能の3つのバランスがとれていることがとても大切です。
①音量は「使い切れる範囲」でOK
初心者にありがちなのが、「ワット数が高い=良いアンプ」と思いがちなこと。でも、15W〜20W程度でも十分ですし、5W未満でも練習には問題ありません。むしろ、小さな音でも気持ちよく鳴らせるかどうかがポイントです。アッテネーター付きのアンプや、音量が細かく調整できるモデルがベストです。
②サイズは「毎日使える場所に置けるか」が重要
「音が良くても、大きくて面倒で結局使わなくなった…」という初心者は多いです。デスクに置けるくらいのサイズ感であれば、使いたいときにすぐ練習できるのでモチベーションも維持しやすくなります。部屋の広さや置き場所も考慮しながら、自分に合ったサイズを選びましょう。
③機能は「必要最低限+α」がちょうどいい
最近のアンプは多機能ですが、初心者が全部を使いこなす必要はありません。
最低限、以下のような機能があればOKです。
- ヘッドホン端子
- AUX/Bluetooth入力(スマホ再生用)
- 内蔵リバーブなどの基本的なエフェクト
これに加えて、「ワイヤレス対応」「モバイルバッテリー駆動」などのあると便利な機能が付いていれば長く使えるアンプになります。
④バランスの取れたモデルが最も満足度が高い
結局のところ、1つの要素にこだわりすぎると後悔しやすいです。たとえば「音はいいけどデカくて邪魔」「安いけど機能不足で使いづらい」といったパターンはよくあります。だからこそ、「音量・サイズ・機能」のバランスが取れたモデルを選ぶことで、長く愛用できるアンプに出会えます。
初心者向けアンプに必要な基本機能とは?

初心者にとって、ギターアンプ選びは「スペックの意味がよくわからない」「色々付いているけど全部必要なの?」と悩みがちです。ここでは、自宅練習を快適に始めるために、あった方がよい基本機能を紹介します。
①ヘッドホン端子
自宅練習では欠かせない機能のひとつ。ヘッドホンを使えば、夜でも周囲を気にせず練習が可能です。家族や隣人に迷惑をかけず、思い切りギターが弾けます。特にアパート・マンション住まいの方には必須とも言える機能です。
②AUX入力 or Bluetooth接続
スマートフォンや音楽プレーヤーをアンプに接続できるAUX端子や、Bluetooth機能があると、バッキングトラックや好きな音楽に合わせて演奏できます。
- 耳コピの練習
- バンドの練習音源に合わせて弾く
- 曲に合わせてソロを練習
といった練習ができ、上達スピードも上がります。
③クリーン/ドライブ チャンネルの切り替え
アンプによっては「クリーンサウンド(きれいな音)」と「ドライブサウンド(歪んだ音)」をボタン1つで切り替えられる機能があります。ロックやメタル系の音を出したいとき、別にエフェクターを買わなくてもOKなので、初心者にはとても便利です。
④イコライザー
トーンを調整できる「イコライザー機能」も重要です。最低でも「トーン」や「ベース/トレブル」など、音のバランスを変えられるつまみがあると、好みに合ったサウンドが作りやすくなります。
⑤内蔵エフェクト(リバーブなど)
最近の初心者向けアンプには、「リバーブ」「コーラス」「ディレイ」などの簡単なエフェクトが内蔵されていることが多いです。リバーブだけでも入っていると、音が広がり、演奏が気持ちよく感じられます。演奏へのモチベーションにもつながります。
⑥チューナー
必須ではないものの、チューナーが内蔵されているアンプなら、わざわざ別のチューナーを用意する必要がなく便利です。とくに練習のたびにチューニングを忘れがちな初心者にはうれしい機能です。
よくある質問|初心者がギターアンプで気になることQ&A

Q1. ギター初心者におすすめのアンプのワット数は?
A:5〜20W程度の小型アンプがおすすめです。
自宅での使用がメインであれば、フルボリュームにすることはまずありません。むしろ「小さな音でもバランス良く鳴るか」を重視しましょう。
Q2. ギターアンプって夜に使うとうるさい?
A:モデルによりますが、基本的にはヘッドホン端子があれば静かに使えます。
夜間や集合住宅ではスピーカーを使わず、ヘッドホンで練習するのが安心です。
Q3. アンプはどこに置いたらいいの? 床に直置きで大丈夫?
A:床に直置きでもOKですが、振動が気になる場合はマットを敷くと安心です。
また、耳の高さに近づけると音が聴き取りやすくなり、練習しやすくなります。
Q4. 小型アンプでもエフェクターは使える?
A:基本的に使えます。
ただし、マルチエフェクターを使う場合は「AUX端子」や「ライン入力」があると便利です。最近のアンプには簡単なエフェクトが内蔵されているので、それだけでも十分楽しめます。
Q5. 最初に買うならアンプ付きのスターターセットでもいい?
A:可能ですが、アンプ単体で選んだ方が満足度は高いことが多いです。
セットに入っているアンプは「最低限の音が出るだけ」のモデルが多く、練習が続かなくなる原因にもなりがちです。できれば、アンプだけは「使いやすさ」で選びましょう。
Q6. Bluetooth対応アンプって本当に必要?
A:あると便利ですが、必須ではありません。
スマホの音源と一緒に練習したい人には非常に便利な機能です。「曲に合わせて弾く」スタイルをしたい人は要チェックです。
静かに使える!初心者におすすめのギターアンプ5選【2025年版】
2025年現在、初心者におすすめできるギターアンプを5つ紹介します。
①BOSS Katana Mini

手のひらサイズの小型アンプとは思えない本格サウンド
BOSS Katana Miniは、超コンパクトながら、BOSSの「KATANAシリーズ」譲りのしっかりとしたギターアンプサウンドを鳴らせるモデルです。たった3W出力ながら、音の抜けや張りが良く、自宅練習にはちょうどいいボリューム感があります。
3種類のアンプタイプでジャンルに合わせて使える
Katana Miniには、以下の3つのアンプタイプを搭載しています。
- Brown(ハイゲイン系/ロック〜メタル)
- Crunch(軽い歪み/ブルース〜ポップス)
- Clean(クリーンサウンド/ジャズ・アルペジオに最適)
ジャンルや気分に応じて切り替えられるので、初心者が好みの音を探す練習にも最適です。
自宅練習に便利な機能も充実
- AUX IN:スマホから曲を流して一緒に練習できる
- ヘッドホン端子:夜間や集合住宅でも静かに練習可能
- バッテリー駆動OK(単三電池×6本):屋外や部屋の移動も自由自在
このサイズ感でこれだけの機能を備えているのは非常にコスパが高いです。
うれしい初心者向けポイント
- 操作がシンプル(つまみを回すだけで音作り)
- 本格的な音質なのに扱いやすい
- 部屋に置いても邪魔にならないコンパクトさ
- 気軽に音を出せるから「弾く習慣」が身につきやすい
製品スペック
出力 | 3W |
サイズ | 約23cm(横)×11cm(高さ)×11cm(奥行) |
重量 | 約1.2kg |
アンプタイプ | Clean / Crunch / Brown |
接続端子 | Input / AUX IN / Phones(ヘッドホン) |
電源 | 単三電池6本またはACアダプター(別売) |
②Yamaha THR10II

自宅用ギターアンプの完成形
Yamaha THR10IIは、「自宅で最高の音を出すために設計された」ギターアンプとして、長年人気のモデル。見た目のオシャレさだけでなく、ギターの音を録音スタジオのようにクリアに再現できる高音質アンプです。「練習するだけなのに、音が気持ち良い」と感じられるのが、このアンプの最大の魅力。ギターを始めたばかりの方でも、「良い音」でモチベーションがぐんと上がります。
モデリングアンプで幅広いジャンルに対応
THR10IIは「モデリングアンプ」と呼ばれるタイプで、1台で多彩なアンプサウンドを再現できます。
搭載されているアンプタイプは以下の通り
- Clean(クリーン/ジャズやポップス向き)
- Crunch(軽い歪み/ブルースなど)
- Lead(リードギター向きのハイゲイン)
- Hi Gain(激しい歪み/ロック・メタル)
- Bass/Acoustic(ベースやアコギにも対応)
幅広いジャンルに1台で対応できるため、「どんな音が好きかわからない初心者」にも最適です。
Bluetooth対応&USB録音機能も搭載
THR10IIは、Bluetooth接続に対応しており、スマホの音源をワイヤレスで再生できます。AUXケーブルを使わなくても、曲を流して一緒に演奏できるのは大きな魅力。また、USB接続でパソコンとつなげば、簡単に録音も可能。「弾いてみた動画を録ってみたい」「自分の演奏をチェックしたい」など、将来的なステップアップにも対応できます。
うれしい初心者向けポイント
- ヘッドホン端子付きで夜の練習も安心
- 小型・軽量でデスクの上にも置きやすい
- 操作はシンプルで直感的
- アンプとしてだけでなく、Bluetoothスピーカーとしても使える
特に、「音量は控えめでもいいから、良い音で練習したい」という方にはぴったりのモデルです。
製品スペック
出力 | 20W(2×10Wステレオ) |
サイズ | 約36cm × 18cm × 14cm |
重量 | 約3.2kg |
アンプタイプ | 5種類(+ベース/アコースティック対応) |
接続端子 | Bluetooth、USB、AUX、ヘッドホン端子 |
電源 | ACアダプター(付属) |
③NUX Mighty Air

完全ワイヤレスでストレスゼロ!次世代型の自宅用ギターアンプ
NUX Mighty Air(ニューエックス・マイティ・エアー)は、ワイヤレス送信機付きでケーブル不要の練習が可能な、次世代の小型アンプです。自宅練習で「ケーブルが邪魔」「片付けが面倒」と感じる人にはぴったり。手軽に弾き始められる快適さが、初心者にとって大きな魅力です。
バッテリー内蔵で持ち運びもラクラク
本体は充電式バッテリー内蔵で、フル充電で約18時間の使用が可能。コンセントがない場所でも使用でき、部屋のどこでも自由に練習できます。さらに、ワイヤレストランスミッター(送信機)もバッテリー駆動なので、本当にコードレスで完結するのが強みです。
多彩な音作りができるモデリング&アプリ連携
NUX Mighty Airは、モデリングアンプとしても非常に優秀で、複数のアンプタイプとエフェクトを内蔵。専用アプリ(スマホ)と連携すれば、音作りを画面上で視覚的に操作できるので、初心者でも安心です。
アプリでは以下が可能です。
- アンプタイプ・キャビネットの切替
- エフェクトのオンオフ(リバーブ/ディレイ/モジュレーションなど)
- プリセットの保存・呼び出し
- チューナーやメトロノーム機能の利用
Bluetoothで音楽再生OK、ジャム練習に最適!
Bluetooth接続でスマホやタブレットから音楽をワイヤレス再生できるので、YouTubeや好きな曲と一緒に練習できます。まさに「アンプ+Bluetoothスピーカー+練習ツール」が1つにまとまった多機能機種です。
うれしい初心者向けポイント
- セッティングが簡単(スイッチを入れてすぐ弾ける)
- 音量を抑えてもクリアなサウンド
- 本格的な歪みやエフェクトが最初から入っている
- アプリで視覚的に音作りできるため、感覚的に覚えやすい
製品スペック
出力 | 約4W(ステレオ2W×2) |
サイズ | 約18.6cm × 9.8cm × 9.8cm |
重量 | 約780g |
アンプタイプ | Clean / Overdrive / Distortion など複数搭載(アプリで選択) |
接続端子 | ギター入力 / ヘッドホン / USB(充電兼アプリ連携) |
電源 | 内蔵バッテリー(USB充電) |
④Fender Frontman 10G

コスパ重視の初心者向けアンプ!ギターと一緒に揃えやすい
Fender Frontman 10G(フェンダー・フロントマン10G)は、とにかく安くてシンプルなアンプを探している人にぴったりの1台。価格は1万円前後ながら、しっかりとした作りとFenderらしいクリーントーンが魅力で、初心者の「最初の1台」として定番になっています。
必要最低限の操作だけで音作りができる
Frontman 10Gの操作パネルはとてもシンプル。ツマミは「ゲイン」「ボリューム」「トレブル」「ベース」「オーバードライブスイッチ」のみで、難しい知識がなくても音作りが直感的にできるのが特徴です。
家でも使いやすいコンパクトサイズ&ヘッドホン対応
Frontman 10Gは重量約3.8kgのコンパクトサイズで、自宅での練習にぴったり。さらに、ヘッドホン端子も搭載しており、夜間や集合住宅でも安心して使える設計です。
うれしい初心者向けポイント
- シンプルな操作で迷わない
- クリーンも歪みもこれ1台でカバー
- 見た目もFenderらしく高級感あり
- ギター初心者セットに含まれていることも多く、手に入れやすい
製品スペック
出力 | 10W |
サイズ | 約26.2cm × 27.9cm × 14.6cm |
重量 | 約3.8kg |
アンプタイプ | クリーン/オーバードライブ |
接続端子 | ギター入力 / AUX IN / ヘッドホン |
電源 | 内蔵電源(電源コードを直接コンセント接続) |
⑤Positive Grid Spark GO

AIとアプリが練習をサポート!現代型スマートアンプ
Positive Grid Spark GO(ポジティブグリッド・スパーク・ゴー)は、わずか約350gのコンパクトボディに、本格的な音作りとAI練習機能を詰め込んだ革新的なアンプです。スマホアプリと連携することで、コード解析や自動伴奏、トーン設定の自動提案など、初心者の練習を強力にサポートしてくれます。
専用アプリ「Spark App」との連携で多機能化
スマートフォンとBluetoothで接続すれば、以下のような機能が使えます。
- 自動コード解析(曲を再生するだけでコード進行を表示)
- AI Jam(AIが自動で伴奏を生成)
- 数千種類のプリセット音色を呼び出し・保存
- エフェクトの直感的な操作(リバーブ・コーラス・ディレイなど)
これにより、「何を弾けばいいか分からない初心者」でも、楽しみながら自然と上達できます。
サイズからは想像できない高音質サウンド
スピーカー出力はわずか5Wですが、チューニングが非常に優秀で、小音量でも豊かな低音とクリアな中高域を再生します。Sparkシリーズで定評のある「リアルで立体的なアンプサウンド」が、この超小型モデルでもしっかり味わえます。
ヘッドホン練習・音楽再生にも対応
Spark GOはBluetoothスピーカーとしても使用可能。スマホからYouTubeや音楽アプリの音をワイヤレス再生し、アプリ連携しながら一緒に練習できます。ヘッドホン端子もあるため、夜間の練習や静音環境にも対応。
うれしい初心者向けポイント
- スマホ連携でコード進行・伴奏付き練習が可能
- AIの自動提案で「何を弾けばいいか」がわかる
- 小型軽量で扱いやすく、電源もUSB充電
- プリセット音色が豊富で音作りに迷わない
製品スペック
出力 | 5W(クラスDアンプ搭載) |
サイズ | 約12.9cm × 8.5cm × 4.6cm |
重量 | 約346g |
アンプタイプ | Clean / Crunch / Hi-Gain など多数(アプリ選択) |
接続端子 | ギター入力 / ヘッドホン / USB-C(充電兼PC接続) |
電源 | 内蔵バッテリー(USB-C充電、最大約8時間使用) |